2021年10月8日金曜日

放射性セシウム含む汚泥 新潟県4万9000トン余 処理完了

 福島原発事故によって新潟県の浄水場で発生した放射性セシウムを含む汚泥の処分については、その後、県が処を担う一方、東電が費用を負担することで合意しています

 先月までに県が管理する4万9000トン余りの処理が完了しました。
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放射性セシウム含む汚泥 県管理49000トン余の処理完了
                                      NHK 新潟NEWS WEB 2021年10月7日
東京電力・福島第一原子力発電所の事故で発生した放射性セシウムを含む汚泥が県内で保管されている問題で、県が管理する4万9000トン余りの処理が先月までに完了しました
福島第一原発の事故のあと、県が管理する工業用水の浄水場にたまった放射性セシウムを含む汚泥の扱いをめぐり、県と東京電力は、県が処理を担う一方、東京電力が費用を負担することで合意しています。
県によりますと、年度ごとに業者に委託する形で処理を進めた結果、新潟市と上越市で保管していた4万9290トンの汚泥の処理が先月までに完了しました。
汚泥は環境省の指針に沿って、埋め立てや、セメントの材料などとして使われ、処理費用の総額は19億2000万円に上るということです。
原発事故から10年が過ぎる中、汚泥の処理が完了したことについて県は「東京電力との協議で時間がかかったが、適切に処理された」としています。
一方、県が管理する新潟市の浄水場では1キログラムあたり100ベクレル以下の放射性セシウムを含む汚泥が毎年、2000トンから3000トンほど発生していることから、県は東京電力に処理費用を請求するということです。


原発事故から10年 新潟県が保管していた“放射性物質含む汚泥”の処分完了 費用は全額東電へ請求
                        新潟総合テレビNST 2021/10/07
東京電力福島第一原発事故により浄水場で発生した放射性セシウムを含む汚泥について、新潟県が保管していた分の処分が全て完了しました。
処分されたのは、放射性セシウム濃度が1キロあたり8000ベクレル以下の汚泥で、おととしから9月までに埋め立てのほか、セメントの材料として再利用されたということです。
処分の総量は4万9000トンあまりで、県はかかった費用約19億2000万円を全額東京電力に請求します。