地域をつなぐ社会貢献について考える「社会貢献フォーラム in 福島」が2日、福島市のとうほう・みんなの文化センターで開かれ、約270人が参加しました。
第1部では、エッセイストの村松真貴子さんが被災地に残されたウシの物語「フクシマのウシ」を朗読しました。第2部では、福島大の福島大の菊地芳朗センター長、富岡町3・11を語る会の青木淑子代表、県遊技業協同組合連合会の諸田英模理事長らで、震災後の地域コミュニティーの再建をテーマにパネルディスカッションが行われました。
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地域再建へ意見交換 福島で社会貢献フォーラム、震災後の支援紹介
福島民友 2021年10月03日
地域をつなぐ社会貢献について考える「社会貢献フォーラム in 福島」は2日、福島市のとうほう・みんなの文化センターで開かれた。参加者が震災から10年を振り返りながら、地域コミュニティーの再構築について意見を交わした。パチンコ・パチスロ社会貢献機構、福島民友新聞社などの主催。
約270人が来場した。第1部は、エッセイストの村松真貴子さんが被災地に残されたウシの物語「フクシマのウシ」を朗読した。朗読後、同作品の作者の芥川麻実子さんが登壇し、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の被害状況や各地の支援活動について紹介した。
第2部は、震災後の地域コミュニティーの再建をテーマにパネルディスカッションが行われた。福島大うつくしまふくしま未来支援センターの菊地芳朗センター長、富岡町3・11を語る会の青木淑子代表、県遊技業協同組合連合会の諸田英模理事長、芥川さんがパネリストを務めた。
菊地センター長は震災から10年が経過し、「震災について『知らなかった』という子どもたちが増えてきている」と述べ、学問として震災を伝えていくことの重要性を強調。震災の教訓を伝える「語り部」の活動を続ける青木さんは「最近は年代が下がり、中学生が震災について聞かせてほしいとやって来ている」と話し、語り部の育成など地域をつなぐために若手世代に語り継いでいくことの大切さを語った。
福島民友新聞社から菊池克彦常務取締役営業統括本部長・PR担当が出席した。