チェルノブイリ原発事故発生当時の所長 ビクトル・ブリュハノフ氏が13日に死去しました。85歳でした。同氏は86年4月の原発事故後に解任され、88年に禁錮10年の判決を受け服役しましたが91年に釈放され、チェルノブイリ原発に戻り定年まで勤務しました。
晩年は被曝ひばくの影響で体調悪化が深刻になっていたということです。事故時には被ばくをいとわずに多くの人たちが放射能の封じ込めに尽力したようなので、その影響だったのでしょうか。
チェルノブイリ原発事故は、直接的には ある停止・再稼働の試験中に起きたもので、操作ミスと呼ぶのは過酷だと言われていましたが、その責めを負ったのでしょうか。日本の司法とはエライ違いです。
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チェルノブイリ事故当時の所長、ブリュハノフ氏が死去…85歳
読売新聞 2021年10月14日
チェルノブイリ原発事故発生当時の所長、ビクトル・ブリュハノフ氏が、原発のフェイスブックによると、13日に死去した。85歳だった。死因など詳細は明らかにされていない。
ロシア政府紙「ロシア新聞」によると、旧ソ連タシケント(現在のウズベキスタン)出身。ウクライナにあるチェルノブイリ原発には1970年の建設段階から関わった。86年4月の原発事故発生時の所長で、事故後に解任された。88年に禁錮10年の判決を受け服役したが、91年に釈放された。釈放後はチェルノブイリ原発に戻り、定年まで勤務した。晩年は被曝ひばくの影響で体調悪化が深刻になっていたという。(モスクワ)