2023年4月22日土曜日

22- 規制委がテロ対策施設の予定地を調査 女川原発 「資料と違っているのでは」

 原子力規制委は女川原発2号機テロ対策施設の予定地を調査しました。
 委員から、資料と現場とで違って見える点があると指摘があったのについて、東北電力は「早急に対応する」と述べました。
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「実際に見たところと資料が食い違っているのでは」
原子力規制委がテロ対策施設の予定地を調査 東北電力・女川原子力発電所
                   tbc東北放送 2023/4/21(金) 19:04配信
東北電力が再稼働を目指す女川原発2号機について、原子力規制委員会はテロ対策施設の予定地を調査しました。その結果、調査した委員から、東北電力が提出した資料と現場とで違って見える点があると指摘があり、東北電力は「早急に対応する」と応じました
原子力規制委員会 石渡明委員「今回は敷地内断層を主に対象として調査に来ている」
20日と21日、女川原発を現地調査したのは、原子力規制委員会の委員ら10人で、テロ対策で設置が義務付けられた「特定重大事故等対処施設」の予定地の地盤を調べました。調査では、東北電力が規制委の審査会合に提出していた資料と現場とで違って見えるものがあったということです。
原子力規制委員会・石渡明委員「東北電力から説明を受けていたことについてだいたいにおいては確認ができました。ただ個々の点については多少実際に見たところと資料が食い違っているところもあった
これに対し東北電力は「早急に検討を行い、資料を修正して審査会合で我々の主張を説明したい」と応じました。「特定重大事故等対処施設」は、機密保持のために建設場所や規模などは明らかにされていませんが、東北電力は2026年12月までの完成を目指しています。調査結果は次回の審査会合で議論されます。


女川原発2号機 原子力規制委が現地調査 来年2月 再稼働〈宮城〉
                            仙台放送 2023/4/20
東北電力が来年2月の再稼働を目指している女川原発2号機について、4月20日、原子力規制委員会が現地調査を行いました。
この現地調査は、東京電力・福島第一原発事故を受け策定された、新規制基準で設置が義務付けられる、「テロ対策施設」を審査するために行われたものです。調査はすべて非公開で行われ、20日は原子力規制委員会のメンバーなど10人が、女川原発を訪れたということです。
東北電力では女川原発2号機について、来年2月の再稼働を目指しています。これに向けて東北電力では3年後の2026年12月までに、テロ対策施設の「特定重大事故等対処施設」の整備を進めていて、調査では敷地内の地盤などを確認したということです。
原子力規制委員会 石渡明 委員
「現実にみたものと資料で説明されたものは一致しない部分がどうしても出てくる。そういう意味で我々は現地調査というものを非常に重視しております」
現地調査は4月21日まで行われます。