2024年6月3日月曜日

03- 避難の双葉、町営住宅完成 「生まれた町に」喜ぶ

 福島原発事故で全町避難が続いた福島県双葉町町営「駅西住宅」の全86戸が完成し、60世帯74人が暮らすことになりました。被災者の住宅事情が改善されるのは喜ばしいことですが、まだ空間線量が高いので帰還者はどうしても高齢者が中心となります。
           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~
避難の双葉、町営住宅完成 「生まれた町に」喜ぶ
                             共同通信 2024/6/1
 東京電力福島第1原発事故で全町避難が続いた福島県双葉町が、JR双葉駅西側に整備を進めてきた町営「駅西住宅」の全86戸が完成し、式典が1日、開かれた。町役場で伊沢史朗町長が入居者の代表に鍵のレプリカを手渡した。
 双葉町は2022年8月、原発事故から11年5カ月ぶりに住むことができるようになった。町は帰還者向けの災害公営住宅と、転入者も居住できる再生賃貸住宅の整備を進めてきた。既にできている39戸に加え、今回47戸が完成し、86戸に60世帯74人が暮らすことになる。

 避難生活を続けてきた高野衛雄さん(86)=福島県いわき市=は新居で「生まれ育った双葉町に戻ることができて良かった」と喜んだ。