2024年6月8日土曜日

日本は原発に金をつぎ込むが・・再ネこそ安い 都内 市民が気候シンポ

 「ワタシのミラ実行委員会」が4日、都内で気候変動対策シンポジウムを開きました
 東北大の明日香寿川教授「これまでの日本の政策では自ら掲げる削減目標すら達成できない」と指摘し、排出削費用でも電気代でも原発運転期間の延長よりも再生可能エネルギーの新設の方が安いとするデータを示し、「原発に見えないお金がつぎ込まれている」と指摘しました。
「ワタシのミラ実行委員会の吉田明子さんは、エネルギー基本計画の見直しに関する経産省の審議会について「委員が化石燃料産業や原子力産業が中心。市民の意見を聞かずに進められている」と批判しました
 地球環境戦略研究機関西岡秀三参与は、日本の削減計画が今後10年に整合するものではなく、「夢の技術ができるまで当分排出させてもらうというもの科学を無視した政策は回りで非効率的で金遣いが荒い」と批判しました。

 経産省の最大の目的は原発の増大なので、それに沿うデータを示そうと躍起のようですが、原発が再生エネよりも安くなるとするのは明らかに無理なことです。
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日本は原発に金をつぎ込むが・・・再ネこそ安い 都内市民が気候シンポ
                       しんぶん赤旗 2024年6月5日
 頻発する異常気象に対し、実効性の乏しい日本政府の気候変動対策政策に危機感を持つ市民有志は4日、都内でシンポジウムを開きました。産業革命後の気温上昇を1・5度以下に抑えるための政策を各分野の専門家らで持ち寄り、今後、国民的議論を呼ぴかけます

 国の報告書は「今後10年の政策が数千年にわたり影響する」と指摘しており、国連に来年提出する2035年までの温室効果ガス削減目標を作り上げる重要な時期です。
「これまでの日本の政策では自ら掲げる削減目標すら達成できない」と指摘する東北大学教授の明日香寿川さんは、排出削費用でも電気代でも原発運転期間の延長よりも再生可能エネルギーの新設の方が安いとするデータを示し、「日本では原発に見えないお金がつぎ込まれている」と指摘しました。
 若者中心の運動「ワタシのミラ実行委員会の吉田明子さんは、5月に始まったエネルギー基本計画の見直しに関する経済産業省の審議会について、「委員が化石燃料産業や原子力産業が中心。市民の意見を聞かずに進められている」と批判しました。ワタシのミライで署名活動を展開し、日本政府に対し再工ネヘの移行を求めていると報惨しました。
 地球環境戦略研究機関IGES)参与の西岡秀三さんは、日本の削減計画が今後10年に整合するものではないと批判。日本の現行政策について、「俺たちは夢の技術ができるまで当分排出させてもらうというものだ。科学を無視した政策は回りで非効率的で金遣いが荒い」と批判しました。
 日本共産党の笠井亮衆貌議員、岩淵友参院議員や野党議員が参加しました。