2024年6月3日月曜日

関西の再生可能エネルギー「供給過剰」 関西電力送配電が中国電力などに余剰を送電

 関西電力送配電は1日、関西での電力供給が需要を上回ったため、余剰電力午前10時~午後3時の時間帯で最大73・9万キロワットを中部電力パワーグリッドと中国電力ネットワークに送電しました。この日の関西は晴天で太陽光などの発電が増える一方、土曜で工場やオフィスの電力需要が減ったためということです
 関西送配電は、当初太陽光や風力など再生可能エネルギーの発電を一時的に停止する「出力制御」を発電事業者に指示しましたが、供給過剰リスクが解消しないためということです。
 真っ先に再生エネの発電を停止するやり方は勿体ない話で余剰分は他地域に送電することを原則として欲しいものです。
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関西の再生可能エネルギー「供給過剰」 関西電力子会社、中部電力と中国電力に余剰を送電
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関西電力子会社の関西電力送配電は1日、関西での電力供給が需要を上回って需給のバランスが崩れ、停電につながるリスクが高まったため、余剰電力を中部電力パワーグリッドと中国電力ネットワークに送電したと発表した。電力広域的運営推進機関の指示により、午前10時~午後3時の時間帯で最大73・9万キロワットを送電。指示は昨年6月3日に関西送配電に出されて以来、全国で2回目となる。

この日の関西は晴天で太陽光などの発電が増える一方、土曜で工場やオフィスの電力需要が減り、供給過剰リスクが高まった
関西送配電は、火力発電の出力抑制などに加え、太陽光や風力など再生可能エネルギーの発電を一時的に停止する「出力制御」を発電事業者に指示したが、供給過剰リスクが解消しない見込みとなったため、同機関に送電の指示を要請した。
指示の前段階で行う太陽光・風力の出力制御は、関西では昨年6月に初めて行って以降20回目で、関西送配電は2日も実施する可能性があるとしている。(牛島要平)