2024年6月8日土曜日

敦賀原発2号機 現地調査終了 「7月を目途に結論」と規制委~

 敦賀原発2号機の再稼働をめぐり、敷地内断層が原子炉の真下につながっているかなど結論を出すために原子力規制委が行った2日間の現地調査が7日午後、終了しました。
 規制委の石渡明委員は「非常に得るところが大きかった」としたうえで、「7月を目途に結論を出したい」と述べました
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敦賀原発2号機 2日間の現地調査終了 「7月を目途に結論出す」と規制委・石渡委員 原子炉真下の断層が活断層か否定できない場合は“再稼働不許可”か
                        JNN TBS NEWS 2024/6/7
福井県にある敦賀原子力発電所の2号機の再稼働をめぐり、敷地内にある断層が原子炉の真下につながっているかなど結論を出すために原子力規制委員会が行っていた現地調査が、きょう午後、終了しました。
敦賀原発2号機の再稼働の審査をめぐっては、▼敷地内にある「K断層」と呼ばれる断層が活断層であるか、活断層であった場合は、▼「K断層」が原子炉の真下を通る断層とつながっているかが、審査の焦点となっています。
事業者の日本原子力発電は、これまでに「『K断層』は活断層ではなく、原子炉の真下の断層にもつながっていない」と主張しています。一方、原子力規制委員会は先月末の審査会合で「活断層かを否定するのは難しい」という考えを示していました。
きのうからきょうにかけて行われた現地調査では、「K断層」が原子炉の真下を通る断層とつながっているかについてを中心に確認しました。
現地調査を終えた原子力規制委員会の石渡明委員は「非常に得るところが大きかった」としたうえで、「7月を目途にして、その時期までに結論を出したい」と表明しました。
原子炉の真下に活断層がある可能性を否定できないと判断されれば、原子力規制委員会は初めて再稼働を「不許可」とする可能性があり、今回の現地調査の結果を踏まえ、来月末までに結論が出される見通しです。


「活断層の可能性否定できない」日本原電敦賀原発2号機で原子力規制委員会が断層調査
                           FBC 福井放送 2024/6/6
日本原電敦賀原発2号機の再稼働をめぐる審査で、原子力規制委員会の現地調査が6日に始まり、「活断層の可能性を否定できない」とされた断層が、原子炉直下にある断層とつながっていないかを確認します。
規制委員会は今回の調査で、原子炉の北側にある「K断層」について、原子炉直下にある断層とつながっていないかを確認します。
6日はボーリング調査のサンプルでK断層と近くの地質を比べたほか、採取した地層を薄く切って顕微鏡で観察しました。
現地調査は7日も行われ、原発敷地内の斜面などを確認することにしています。

日本原電は、原子炉直下の断層はK断層とつながっていないと将来動く可能性を否定していますが、原子力規制委員会がこの主張を認めなければ廃炉を迫られることになります。