2024年6月22日土曜日

福島第1原発の冷却停止、金属板付近でショート発生か

 福島第1原発6号機の高圧電源盤で停電が発生し、使用済み核燃料プールの冷却が一時停止したトラブルを巡り、東電は20日、高圧電源盤同士をつな電気を送る金属板の付近でショートが発生したとみられると発表しました。
 高圧電源盤相互の接続は電線ではなく厚い金属板を用いるようです。東電によると、板を囲む金属製の箱に変色があったことや、板が分断されている状況などから、ショートによって板や絶縁物が溶けた可能性があるということです
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福島第1原発の冷却停止、金属板付近でショート発生か
                        福島民友 2024年06月21日
 東京電力福島第1原発6号機の高圧電源盤で停電が発生し、使用済み核燃料プールの冷却が一時停止したトラブルを巡り、東電は20日、高圧電源盤同士をつないで電気を送る金属の板の付近でショートが発生したとみられると発表した。近くでは金属片が見つかっており、東電は金属片がショートの原因になったかどうかを含め、詳しい原因を調べている。
 東電によると、板を囲む金属製の箱に変色があったことや、板が分断されている状況などから、ショートによって板や絶縁物が溶けた可能性があるという。3枚ある板のうち、1枚が分断されており、ほかの2枚は溶けるなどしていた。分断された板の近くには長さ約40センチ、幅約3センチの金属片も確認されている。
 停電により、6号機の使用済み核燃料プールの冷却が約10時間にわたって停止した。冷却に大きな影響はなかった。