2024年6月29日土曜日

青森県六ヶ所村「核燃料の再処理工場」で規制委が現地調査 重大事故の対策など確認

 原子力規制委田中知委員ら13人は28日、日本原燃が2024年度上期のできるだけ早期の完工を目指す使用済み核燃料再処理工場(青森県六ケ所村)を現地調査し設備や機器の耐震設計や構造設計など、審査会合で論点となっている部分を現地で確認しました。
 この日は冷却塔の竜巻防護対策や、敷地外への放射性物質の放出量を少なくするため水で打ち落とす放水砲による訓練などを確認しました。
           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~
青森県六ヶ所村「使用済み核燃料の再処理工場」で原子力規制委員会が現地調査 重大事故の対策など確認
                        ATV青森テレビ 2024/6/28
青森県六ヶ所村の使用済み核燃料の再処理工場で、原子力規制委員会による現地調査が行われ、委員が重大事故の対策などを確かめました。
六ヶ所村にある日本原燃の再処理事業所を訪れたのは、原子力規制委員会の田中 知委員を始め13人です。
田中委員たちは現在、設計や工事計画の審査をしている再処理工場で重大事故の対策などを確認しました。
このうち、事故が発生して建物が壊れた時には、放水をすることで放射線物質が外へ拡散するのを抑えられるかを確かめました。
原子力規制委員会 田中 知委員
「竜巻対策とか、重大事故に対する設備があるかなど見させていただきましたが、全体的にしっかりとやっていると思いながらもわれわれは審査して、どういうところがポイントなのか、指摘しながらさらに審査が進んでいくと思います」
日本原燃は、再処理工場の完成時期の目標について現時点では目標を「2024年9月」としながらも厳しくなっているとしています。


六ケ所再処理工場を現地調査 原子力規制委
                            時事通信 2024/6/28
 原子力規制委員会は28日、日本原燃が2024年度上期のできるだけ早期の完工を目指す使用済み核燃料再処理工場(青森県六ケ所村)を現地調査した。
 再処理工場は設備の詳細設計に当たる「設計および工事の計画の認可」(設工認)の安全審査中。規制委は設備や機器の耐震設計や構造設計など、審査会合で論点となっている部分を現地で確認した。

 設工認審査に関連して規制委が再処理工場を現地調査するのは初めて。この日は田中知委員ら13人が冷却塔の竜巻防護対策や、敷地外への放射性物質の放出量を少なくするため水で打ち落とす放水砲による訓練などを確認した。