泉田新潟県知事が「聞いていない」※とした新潟市浄水場汚泥の県外処理はその後具体化して、今月中旬以降搬出を始めることになりました。
現在発生している汚泥のセシウム濃度はキロ当たり200ベクレル以下なので全量が県外で処理でき、今後保管量が増大するおそれはなくなるということです。
※ 5月31日「泉田知事は浄水汚泥の県外処分を承知していないと」
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新潟市、セシウム汚泥を県外処理へ
来年3月までに4千トン
新潟日報 2013年6月4日
新潟市水道局は4日、東京電力福島第1原発事故後に浄水場内にたまり続けている放射性セシウムを含む汚泥の県外処理について、県外のセメント会社と契約を結び、今月中旬にも搬出を始めることを明らかにした。セシウム濃度1キログラム当たり100~200ベクレルの汚泥を対象にする。
市議会環境建設常任委員協議会で報告した。来年3月までに、今後新たに発生する汚泥を中心に約4千トンをセメントに再利用する予定。市は3月末現在、約2万トンの汚泥を保管しているが、水道局は「現在発生している汚泥は200ベクレル以下のため、今後は保管量が増えることはなくなる」と説明した。
業者とは週内にも契約を交わす。満願寺浄水場(秋葉区)は6月中旬にも、阿賀野川浄水場(江南区)は8月下旬にも搬出を始める。市は引き取りに関わる費用を東電に請求する方針。処理する業者名や所在地について水道局は「業者の意向で非公表」としている。
新潟市が保管する汚泥のうち、100~200ベクレルは約6500トン(3月末現在)。ほかに、阿賀野市や新潟東港地域水道用水供給企業団(新潟市)も100ベクレル超の汚泥の県外処理を検討している。