運転禁止命令が解除された柏崎刈羽原発を巡り、東電による住民向け説明会が1月28日、刈羽村で開かれ、およそ70人が参加しました。
参加した住民からは「活断層が動いた時に柏崎刈羽原発がどうなるんだろうか」「どれくらいの人が逃げるのかを把握して立てられた避難計画なのか」「今回の能登半島地震を見るともう道路なんてぐちゃぐちゃで通れない。それで逃げろと言っても逃げられない」など、能登半島地震を受け今後の地震による影響や避難のあり方を不安視する声が出されました。
これらは現実の問題なので真剣に検討されるべきです。本当にヘリコプターが利用可能であるのなら、それによってどれほどの住民が避難できるのかをもっとリアルに説明すべきです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
柏崎刈羽原発”運転禁止命令”解除後初の住民説明会 東電に対し今後の地震を不安視する声【新潟】
NST新潟総合テレビ 2024/1/28
先月事実上の運転禁止命令が解除された柏崎刈羽原発を巡り、東京電力による住民向け説明会が1月28日、刈羽村で開かれました。
テロ対策の不備などにより出されていた事実上の運転禁止命令が、先月解除された柏崎刈羽原発。
命令解除後初となる東京電力による住民説明会には、およそ70人が参加しました。
きょうは改善したテロ対策などについて説明が行われた一方…
【参加した住民】
「活断層が動いた時に柏崎刈羽原発がどうなるんだろうか」
「どれくらいの人が逃げるのかを把握して立てられた避難計画なのか」
参加した住民からは、能登半島地震を受け、今後の地震による影響や避難のあり方を不安視する声が多くあがりました。
【東京電力新潟本社 橘田昌哉代表】
「新しい知見や考え方が示されれば、それに沿った形で事業者としてできる限りのことをやっていきたい」
東電はまた、再稼働に向けては地元の同意を得ることが前提だとあらためて説明しました。
住民説明会は30日に柏崎市でも開かれます。
「逃げろと言っても逃げられないのでは」東京電力柏崎刈羽原発住民説明会で地震に不安な声も
BSN新潟放送 2024/1/28
新潟県の東京電力柏崎刈羽原発の事実上の運転禁止命令が解除されたことを受けて地域住民を対象とした説明会が開かれました。
東京電力が新潟県刈羽村で開いた説明会には住民およそ70人が参加しました。柏崎刈羽原発について原子力規制委員会は昨年末、事実上の運転禁止命令を解除。説明会では東電がテロ対策の改善状況などを説明しました。会場からは問題が繰り返し起きたことに対して東電の事業者としての覚悟を問う声や、有事の際の迅速な情報発信について求める意見が出たほか、地震に関する不安も上がりました。
【住民】
「今回の能登半島地震を見るともう道路何てぐちゃぐちゃで通れない。それで逃げろと言っても逃げられない。」
【東京電力新潟本社 橘田昌哉代表】
「当然のことながら自家用車、バスによる避難が困難な場合にヘリコプターや船舶を活用した避難訓練も行われている」
東電は30日に柏崎市でも説明会を開きます。