2024年1月10日水曜日

志賀原発の変圧器火災は実際にあったと見るのが正しいのでは

 原発擁護派は、鳩山元首相が志賀原発で火災が生じたとXに投じたことを、無責任な誤報を拡散させたと執拗に批判しているようですが、下記の記事を読むと1日に志賀原発が発表した内容は、「変圧器で一時火災が発生したものの、消防隊が消火して午後5時30分現在鎮火している」であったものと推定されます。

 その後同原発は 火災が起きたというのは「誤報だった」と説明したようなのですが、現に消防隊が出動して消火活動をした際に、油類が側溝を通じて海に流出して海面を汚染した(別掲記事参照)と明らかにしているのですから、単に「火災は誤報」で片付けるのは無理があります。鳩山由紀夫氏(東大理学部卒)がXでの記述を撤回しないのは当然でしょう。
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志賀原発の変圧器で一時火災 設備異常や放射能漏れなし
                       テレビ朝日系(ANN) 2024/1/1
原子力規制委員会などによりますと、最大震度5強の揺れを観測した停止中の石川県の志賀原発は、1号機の使用済み燃料プールでポンプが一時停止したものの、1日午後4時39分に再起動しました。

 使用済み燃料プールの冷却に問題はないということです。
 また、変圧器で一時、火災が発生したものの、消防隊が消火して午後5時30分現在、鎮火しているということです。
 これまでのところ設備に異常はなく、周辺の放射線の値を示すモニタリングポストにも異常はないということです。
 また、最大震度5強の揺れを観測した停止中の新潟県の柏崎刈羽原発も、これまでのところ設備の異常はなく、こちらも周辺のモニタリングポストに異常はないということです。


石川・志賀原発1号機 使用済み燃料プールでポンプが一時停止も冷却に問題なし 変圧器で火災も鎮火
                          ABEMA TIMES 2024/1/1
 原子力規制委員会などによりますと、最大震度5強の揺れを観測した停止中の石川県の志賀原発は、1号機の使用済み燃料プールでポンプが一時停止したものの、午後4時39分に再起動しました。使用済み燃料プールの冷却に問題はないということです。

 また、変圧器で一時、火災が発生したものの、消防隊が消火して午後5時30分現在、鎮火しているということです
 これまでのところ設備に異常はなく、周辺の放射線の値を示すモニタリングポストにも異常はないということです。
 また、最大震度5強の揺れを観測した停止中の新潟県の柏崎刈羽原発も、これまでのところ設備の異常はなく、こちらも周辺のモニタリングポストに異常はないということです。(ANNニュース)