2024年9月7日土曜日

07- 大間原発の安全強化対策工事の延期を報告 延期は今回で6回目

 Jパワー電源開発は、青森県大間町に建設中の大間原発について、原子力規制委員会による審査が長引いているとして安全強化対策工事の開始を延期すると県や町に伝えました。延期はこれで6回目になります。

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大間原発の安全強化対策工事の延期を報告 延期は今回で6回目
                       ABA青森朝日放送 2024/9/6
Jパワー、電源開発は、青森県大間町に建設中の大間原発について、安全強化対策工事の開始を延期すると県や町に伝えました
大間原発の安全強化対策工事について事業者の電源開発は、これまで2024年後半に開始するとしていました。
大間町議会の特別委員会に出席した電源開発の菅野等社長は、原子力規制委員会による審査が長引いているとして、工事の開始時期を延期することを町側に報告しました。
【電源開発 菅野等社長】
「町の皆様のご期待に沿えない点につきましておわび申し上げたいと思います」
また、新たな開始時期を提示するには、2年程度を要するとの見通しを示しました。

延期の報告を受けた大間町長は―。
【大間町 野﨑尚文町長】
「まずは2030年度(運転開始)の約束はきちんと守ってもらうと、まだやれる事業もありますので、それらについてもぜひ協力してもらって、今後工事を進めていけたらと思っています」
そして午後には、電源開発の萩原修副社長が県と県議会に対して、工事開始の延期を報告しました。
延期の報告を受けた小谷副知事は―。
【小谷副知事】
2年くらいの期間を要すると見込まれるものの、可能な限り早く示したいということでしたので、ぜひとも2年と言わず可能な限り早くお示しをいただきたいと考えています」
一方、県議会の丸井裕議長からは―。
【青森県議会 丸井裕議長】
「地元の自治体のご理解というものを十分にいただけるよう、ご努力することをお願いさせていただきます」
電源開発は、工事の開始については延期を決めたものの、2030年度とする運転開始目標については変更しませんでした。