原子力規制委の新委員に、山岡耕春・名古屋大名誉教授(地震・火山学)と長崎晋也・カナダ・マクマスター大元教授(原子力工学)が19日付で就任しました。山岡氏は地震や津波の審査、長崎氏は核燃料施設などの審査を担います。就任会見で長崎氏は「法と科学と技術のエビデンスに基づきながら規制委員としての職務を全うしたい」とし、山岡氏は「科学においては正直に。自然に対して真摯に向き合いたい」と抱負を語りました。
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原子力規制委に新委員2人が就任 地震、核燃料施設の審査担当
毎日新聞 2024/9/19
原子力規制委員会の新委員に、山岡耕春(こうしゅん)・名古屋大名誉教授(地震・火山学)、長崎晋也・カナダ・マクマスター大元教授(原子力工学)が19日付で就任した。山岡氏は地震や津波の審査、長崎氏は核燃料施設などの審査を担う。
2人はこの日、規制委で記者会見した。山岡氏は、能登半島地震や東日本大震災について「多くのセグメント(活断層が活動する最小単位)が連動して規模が大きくなった。徐々に経験としてわかってきた知見を審査で使っていきたい」と述べた。
8月に初めて発表された南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)では、防災対策を進める地域に4原発が立地していた。山岡氏は「取り立てて新しいことをするのではなく、プラント(原発)の方々が心構えすることが必要。普段の備えを確認してほしい」と求めた。
長崎氏は、核燃料施設の審査が長期化している課題を問われ「安全について十分議論するプロセスが変わることはあり得ない。(期限を決めて審査するのは)国民からの負託に応えていない」と断じた。【木許はるみ】
原子力規制委の新委員2人が就任 会見で「科学においては正直に」などと抱負
ANNテレビ朝日 2024/9/20
原子力規制委員会の新たな委員として原子力工学や地震の専門家2人が就任し、会見で「真摯に向き合いたい」などと抱負を述べました。
19日付で原子力規制委員会の委員に新たに就任したのは、原子力工学が専門のカナダ・マクマスター大学元教授の長崎晋也氏(61)と地震や火山が専門の名古屋大学名誉教授・山岡耕春氏(65)です。
18日に任期満了に伴って退任した田中知氏と石渡明氏の後任となります。
19日の就任会見で長崎氏は「法と科学と技術のエビデンスに基づきながら規制委員としての職務を全うしたい」とし、山岡氏は「科学においては正直に。自然に対して真摯に向き合いたい」と抱負を語りました。
2人の任期は5年間です。