2023年1月29日日曜日

双葉町主催の3.11追悼式、今年から実施せず

 双葉町は毎年3月11日に行ってきた町主催の東日本大震災の追悼式について、今年から実施せず、町内の町産業交流センターに献花台を設ける形に変更します。長引く避難生活や高齢化している現状を考慮し、遺族以外の希望者も広く追悼できる形が望ましいと判断したということです。

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双葉町主催の3.11追悼式、今年から実施せず 遺族の高齢化など考慮
                        福島民友 2023年01月29日
 双葉町は毎年3月11日に行ってきた町主催の東日本大震災の追悼式について、今年から実施しないことを決めた。避難先から参列する遺族の事情や意向などを踏まえ、町内の町産業交流センターに献花台を設ける形に変更する
 東京電力福島第1原発事故で全町避難を強いられた町の追悼式はこれまで、2012年から避難者が多く暮らすいわき市で実施。21年からは先行的に避難指示が解除された中野地区にある町産業交流センターで行ってきた。
 町は震災と原発事故から10年以上が経過し、参加者が年々減少していることに加え、長引く避難生活や高齢化している現状を考慮。遺族以外の希望者も広く追悼できる形が望ましいと判断した。
 震災と原発事故で被災した浜通りの市町村で追悼式を取りやめるのは昨年の楢葉町に次いで2例目。双葉町では震災関連死を含め179人が犠牲となった。