新潟県の原発事故が健康に及ぼす影響を検討する委員会が開かれ、最終報告案がおおむね了承されました。原発事故が甲状腺がんの発生に及ぼす影響について不明点が多く検証を続けるべきという意見も出されました。報告書は年度内に県に提出される予定です。
これで「避難方法」と「福島事故の原因」の検証と合わせて3つの検証報告が出そろうことになります。
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原発事故「健康に及ぼす影響」最終報告へ 県「3つの検証」がそろうことに
UX新潟テレビ21 2023/1/30
「避難」・「原因」とともに県3つの検証そろうことに
原発事故が健康に及ぼす影響を検討する委員会が開かれ最終報告案がおおむね了承されました。
原案には福島第一原発の例を挙げ「原発事故が自殺率に負の影響を与えた」として長期的な健康調査の提言が盛り込まれました。また、放射能の飛散情報などをスマートフォンで提供することなどが避難の効率化に繋がるとしました。
一方で、原発事故が甲状腺がんの発生に及ぼす影響について不明点が多く検証を続けるべきという意見も出されましたが報告書はおおむね了承されました。
■健康分科会 鈴木宏座長
「私たちは1つの石を投げた。それをどういう風に県などがとらえるか期待したい」
報告書は年度内に県に提出される予定です。「避難方法」と「福島事故の原因」の検証については既に最終報告書が提出され3つの検証報告が出そろうことになります。