定期検査中の川内原発1号機は運転停止中に行う検査をほぼ終了し、27日に原子炉を起動します。「40年超」の1号機が実際に動き出すことになります。
計画では、28日に「臨界」に達し、29日から発電を再開します。その後は稼働しながら検査を続け、9月下旬に通常運転に復帰する見通しです
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「40年超」川内原発1号機が原子炉起動へ…停止中の検査ほぼ終了、9月下旬に通常運転復帰
読売新聞 2024/8/24
九州電力は23日、定期検査中の川内原子力発電所1号機(鹿児島県薩摩川内市)で運転停止中に行う検査をほぼ終了し、27日に原子炉を起動すると発表した。原子力規制委員会の認可を得て「40年超」の運転延長期間に入っている1号機が実際に動き出すことになる。
計画では、28日に原子炉内の核分裂反応が安定して続く「臨界」に達し、29日から発電を再開する。稼働しながら検査を続け、9月下旬に通常運転に復帰する見通しだ。「40年超」の運転は九州では初めてで、全国で4基目となる。
原発の新規制基準では運転期間を原則40年と定めており、規制委が認めれば最長で20年間の延長が可能となる。川内1号機は昨年11月に認可を得ており、今年6月に定期検査で運転を停止し、7月4日から「40年超」の期間に入っていた。