2024年8月3日土曜日

福島 3号機 高線量水の抜き取りを実施

 東電は2日、福島原発3号機の原子炉建屋1階で観測されている最大22ミリシーベルトの発生源と推定される水の抜き取り作業を開始しました。今後、数日をかけて複数箇所で水を採取し、1~2か月ほどかけて分析を行う計画で
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<福島第一原発>3号機”高線量源”とみられる水の抜き取り実施 ホース合わず一時中断も再開
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東京電力は8月2日、福島第一原子力発電所3号機の原子炉建屋1階で観測されている高い放射線量の”発信源”と推定される水の抜き取り作業を開始した
3号機の原子炉建屋1階では、北側と南側の一部で1時間あたり最大約22ミリシーベルトの強い放射線量が確認されている。
この場所の近くには、非常時に原子炉の出力を制御させようと核燃料の間に制御棒を差し込むとき、制御棒を動かすための高圧水を送り込む装置がある。
東京電力は、原発事故により炉内で発生した放射性物質が、この高圧水を送り込む装置に流れ込んでしまったとみていて、水を採取し分析したい考え。
7月にもこの作業を行おうと作業員を向かわせたが、採取のために持って行ったホースが、採取口の大きさと合わず、作業を一時中断していた。
今後、数日をかけて複数箇所で水を採取し、1~2か月ほどかけて分析を行う計画。
この水に含まれる放射性物質の量などの詳細は分かっていないため、東京電力は「安全を最優先に作業を進める」としている。