福島第1原発のトリチウム水を「核汚染水」と呼び、その海洋放出を非難してきた中国外務省は14日、岸田首相の自民党総裁選への不出馬表明に関し「状況を注視している」との談話を出し、首相が交代しても日中の戦略的互恵関係を推進する立場を示しました。
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中国「核汚染水」対応を注視 次期首相に高い関心
共同通信 2024年08月14日
【北京共同】中国外務省は14日、岸田文雄首相の自民党総裁選への不出馬表明に関し「状況を注視している」との談話を出し、首相が交代しても日中の戦略的互恵関係を推進する立場を示した。中国は東京電力福島第1原発の処理水を「核汚染水」と呼び岸田政権下で始まった海洋放出を非難しており、交流サイト(SNS)には次期首相の対応に関心を寄せる投稿が相次いだ。
中国メディアは日本の報道を引用して岸田氏の不出馬を速報。国営通信新華社は総裁選出馬に意欲を示す政治家を紹介し、次期首相に注目していることをうかがわせた。
中国外務省は不出馬についての共同通信の質問に「日本の内政であり論評しない」とコメントした。