2021年1月27日水曜日

原発住民説明会 厳しい声相次ぐ

 柏崎刈羽原発の安全対策について25日夜、柏崎市で東電による1回目住民説明会が開かれ市民100人余りが出席しました

 会場から管理体制の問題避難計画規制委に審査されていないこと、あるいは新潟県による福島第一原発の事故の検証が終わらないなかでなぜ説明会を開いたのかなどを問う意見出されました。
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原発住民説明会 厳しい声相次ぐ
                 NHK 新潟 NEWS WEB 2021年1月26日
東京電力が再稼働を目指している柏崎刈羽原子力発電所の安全対策について25日夜、柏崎市で東京電力による住民説明会が開かれ、会場から管理体制の問題などに不安や厳しい指摘の声が相次ぎました
柏崎刈羽原発の安全対策について、東京電力は県内5つの地域で住民説明会を予定していて、1回目の25日夜は柏崎市で開かれ市民100人余りが出席しました。
説明会の冒頭、新潟本社の橘田代表は発電所で社員が他人のIDカードを使って中央制御室に入っていた問題について、「ご心配とご迷惑をおかけしたことをおわびします。申し訳ありませんでした」と陳謝しました。
これについて、会場からは「事業者が防護規定をみずから破った。このことをメディアが報じてから出したというのは、隠したかったからではないのか」と東京電力の対応を厳しく問う声が上がりました。
また、原発事故の際の住民避難について「避難計画は規制委員会に審査されていない」などと、避難計画の実効性を疑問視し、再稼働に反対する意見も出されたほか、県による福島第一原発の事故の検証が終わらないなかで、なぜ、説明会を開いたのかを問う意見も出されました。
説明会を終えて橘田代表は「IDカードの不正利用という報道を受けての説明会だったのでご意見が非常に多かった。頂いた意見をきちんと受け止め、改めて安全対策に取り組んで参りたい」と話していました。