東電、25日から住民説明会 柏崎原発７号機 工事完了など報告
新潟日報 2021/01/15
東京電力は１４日、新潟県の柏崎刈羽原発７号機の再稼働に向けた安全対策工事が完了したことなどを報告する住民説明会を２５日から２月１２日まで、立地自治体の柏崎市と刈羽村、新潟、長岡、上越３市の計５会場で開くと発表した。
東電による住民説明会は、同原発６、７号機が原子力規制委員会の適合性審査に合格した後の２０１８年１月に柏崎市、刈羽村で開催して以来。両市村以外では、東電福島第１原発事故以降では初となる。
東電新潟本社の橘田昌哉代表、柏崎刈羽原発の石井武生所長らが審査や工事の内容、今後の検査のスケジュールなどを説明し、質疑に応じる。
１４日の定例会見で石井所長は、安全対策工事の完了について「一つの区切りだが、安全性の向上は道半ばだ。引き続き安全第一で自主対策工事や検査を進めていきたい」と述べた。使用前検査の工程を踏まえ、２０年度に予定していた７号機の使用済み核燃料の号機間輸送を延期することも明らかにした。
住民説明会は新型コロナウイルス感染対策として、参加を県内在住者に限定し、各会場の定員を２００人程度とする。事前申し込み不要で先着順。
日程は次の通り。いずれも午後６時～８時。
２５日 柏崎市文化会館アルフォーレ▽２７日 刈羽村生涯学習センターラピカ▽２月８日 長岡リリックホール▽９日 上越文化会館▽１２日 新潟ユニゾンプラザ
