東電は福島第1原発で、汚染水が漏れて停止していたALPS装置の第2セシウム吸着装置(サリー)の運転を20日に再開しました。建屋外に水が漏れないよう設備を改造し、カメラや検知器で漏えいを監視するようにしました。
また放射性物質を含む水を扱う設備の設計や保全を一元管理する部署を設置しました。
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汚染水処理装置の運転再開 設備改造し漏えい対策、福島第1
共同通信 2024年06月29日
東京電力は福島第1原発で、汚染水が漏れて停止していた第2セシウム吸着装置(サリー)の運転を20日に再開した。建屋外に水が漏れないよう設備を改造。放射性物質を含む水を扱う設備の設計や保全を一元管理する部署を設置し、組織面でも対応を強化する。
東電は、配管のつなぎ方を変更し、装置から発生する水素ガスだけが放出されるよう新たな排気口を設置。水が配管に噴出した場合も下部の容器に流れるようにし、カメラや検知器で漏えいを監視する。
社内の情報共有や作業手順書の記載に不備があったことを踏まえ、組織面では「水処理センター」を7月1日付で設置し、汚染水処理や処理水の海洋放出の体制を強化する。