東電は柏崎刈羽原発7号機の再稼働に向け、7月から地元企業への個別訪問などを通じて安全対策への取り組みを説明していく方針を示しました。
焦る気持ちは分からなくはありませんが、5~30キロ圏内住民の「自宅退避」問題の解決=新たな避難計画策定作業の開始が来年以降になることや、避難道路の拡充や降雪・積雪の対策がいつ完了するのかなど、再稼働の必要条件がまだ全く整っていないことを認識しているのでしょうか。
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柏崎刈羽原発“再稼働”に向け東京電力が企業訪問 安全対策の取り組みを直接説明へ
NST新潟総合テレビ 2024/6/28
柏崎刈羽原発7号機の再稼働に向け、東京電力は7月から地元企業への個別訪問などを通じて安全対策への取り組みを説明していく方針を示しました。
原子炉を起動させる前に行う検査が6月12日に終了し、柏崎刈羽原発7号機の再稼働に向けた技術的な準備が整ったとする東京電力。
再稼働には地元の同意が必要となりますが、稲垣武之所長は7月から地元企業への個別訪問などを通じて、これまで進めてきた安全対策の取り組みを直接説明していく方針を示しました。
【柏崎刈羽原発 稲垣武之 所長】
「これだけ安全対策工事をやって、新規性基準のもとに工事をやって、耐震性や耐津波性、その他の自然災害への体制は非常に強じんになっている」
東京電力は約1700社を訪問する予定で、柏崎市長・刈羽村長との面会も調整しています。