福島第一原発2号機の燃料デブリの試験的な取り出しに向け、原子力規制委員会が取り出し機器の使用前検査を31日に始めます。検査では機器に破損がないかなをど確認し、1か月ほどで結果が出るのでその後取り出しを始めます。取り出し量は3g以下です。
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<福島第一原発>燃料デブリ「取り出しロボ」使用前検査は7月31日実施 合格すれば使用可能に
福島テレビ 2024/7/30
福島第一原子力発電所では、燃料デブリの試験的取り出しに向け、7月31日に「ロボットの使用可否を判断する検査」が行われる。
第一原発2号機では、早ければ8月にも燃料デブリの試験的取り出しに着手される計画。
この作業に向けて、2号機の格納容器につながる配管には、取り出しに使用する「釣り竿型のロボット」が接続されているが、東京電力は7月31日に、原子力規制庁による「使用前検査」を受けると公表した。
この検査は、ロボットが安全に使用できるかどうかなどを確認するための検査で、検査の合格をもってロボットが使用できるようになる。
合格の判断までには1か月ほどかかる見通し。
「試験的取り出し」では、3グラム以下のデブリを取り出す計画。
福島第一原発の1号機から3号機までには、約880トンのデブリがあると推定されている。