18日、福島労働局富岡労働基準監督署は、福島第一原発で廃炉作業にあたっていたいわき市の建設業社(3次下請業者)とその代表取締役など3人を、労働安全衛生法違反容疑(2年前に起きた労働災害を報告しなかった疑い)で福島地方検察庁いわき支部に書類送検しました。
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<福島第一原発>2年前の労災事故が発覚? 3次下請の業者を労働安全衛生法違反容疑で書類送検
福島テレビ 2024/7/19
7月18日、福島労働局富岡労働基準監督署は、労働安全衛生法違反容疑で、いわき市の建設業社とその代表取締役など3人を、福島地方検察庁いわき支部に書類送検した。
この会社は福島第一原発で廃炉作業にあたっていた3次下請業者で、約2年前に起きた労働災害を報告しなかった疑い。
富岡労働基準監督署によると、2022年2月、作業員が福島第一原子力発電所の中の階段で足を滑らせ転倒し、2カ月の休業が必要となる労働災害が発生した。
東京電力によると、この事故が東京電力に報告されたのは約1年8か月が経過した翌年の10月で、そこから労働基準監督署による調査が進められてきたという。
この作業員は、第一原発構内の救急医療室などでの治療を受けることなく、また、救急車の要請などもせずに病院に向かったとみられ、東京電力も会社からの報告で初めて事実を知ったとしている。