2024年7月20日土曜日

規制委、東電・廃炉支援機構と意見交換の予定 デブリ取り出し安全確保で

 原子力規制委は17日の定例会合で、福島第1原発で計画されている燃料デブリ取り出しの安全確保策について、東電と原子力廃炉等支援機構と意見交換することを決めました。機構は今年3月、デブリを露出させたまま取り出す「気中」と、充填剤で固めて掘削する「充填固化」の2工法の併用が有力との報告書を取りまとめています。

「気中」で発する強烈な放射線をどの様に遮蔽するのかは明らかになっていません。
 以前には格納容器全体を水封するというアイデアもあったと記憶しますが、それは既に却下されたということでしょうか。
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規制委、東電と意見交換 デブリ取り出し安全確保で
                            共同通信 2024/7/17
 原子力規制委員会は17日の定例会合で、東京電力福島第1原発で計画されている本格的な溶融核燃料(デブリ)取り出しの安全確保策について、東電と原子力損害賠償・廃炉等支援機構と意見交換することを決めた。
 東電は8月にも2号機で初めてデブリの試験的採取に着手する。数グラムから徐々に量を増やした後、2030年代に3号機で本格的な取り出しを始める計画。
 機構は今年3月、デブリを露出させたまま取り出す「気中」と、充填剤で固めて掘削する「充填固化」の2工法の併用が有力との報告書を取りまとめている。東電は1~2年程度かけて具体的な設計を検討する。