「川内原発20年延長を止める会」と「脱原発鹿児島フォーラム」は4日、40年運転から更に20年延長する方針に対して中止や見直しを求める申し入れ書を九州電力と鹿児島県に提出しました。
元々原子炉は当初「30年運転」の前提のもとで製造されましたが、メーカー側が10年程度の余裕を認めたことから、「40年耐用」とされたという経過があります。
それを「破壊検査」はもとより「非破壊検査」の手段もないままで更に20年も延長するのは暴挙以外のものではありません。
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「原発の運転延長はリスクが高まるだけ」 川内原発に反対する市民団体が九電と県に抗議
南日本新聞 2024/7/5
九州電力川内原発の運転延長に反対する市民団体「川内原発20年延長を止める会」と「脱原発鹿児島フォーラム」は4日、20年延長の中止や見直しを求める申し入れ書を九州電力と鹿児島県に提出した。
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市民団体は、鹿児島市の県原子力安全対策課と九電鹿児島支店を訪れ、県知事と九電社長宛ての申し入れ書を手渡した。原子炉の劣化が予測できないことや、使用済み核燃料の貯蔵プールが満杯になり稼働できなくなる問題を指摘。能登半島地震を踏まえ「避難は困難で住民が被ばくにさらされる」と訴えた。
野呂正和事務局長は「40年の想定で設計された原子炉。運転延長はリスクが高まる方向にしか動かない」と話した。