東電は、処理水の海洋放出により、空になったタンクの解体に向けて7月から準備作業を始めます。解体するのはタンク21基で、解体によって確保できる敷地には、取り出した核燃料・デブリを保管する施設を建てる予定です。
タンク内の水は計画的に放出されますが、その一方で今後も半永久的に新たなアルプス処理水が発生するので、総合的な水バランスを明確にしておく必要があります。
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福島第一原発の処理水放出で空になったタンク解体へ 東京電力が7月から準備作業開始
FCT福島中央テレビ 2024/6/28
東京電力は、処理水の海洋放出により、空になったタンクの解体に向けて7月から準備作業を始めます。
福島第一原発にたまる処理水について、東京電力は2023年8月から海への放出を始めていて、これまでに約4万6800トンを放出しています。
その放出を終え、空になったタンクについて、東京電力は2025年1月から解体に着手する方針で、7月から準備作業を始めます。
解体するのはタンク21基で、2025年度末までの完了を目指しているということです。
解体によって確保できる敷地には、取り出した核燃料・デブリを保管する施設を建てる予定です。
また、東京電力は、6月28日から2024年度3回目となる処理水の海への放出を始めます。