2014年2月27日木曜日

原発・放射能ニュース 2014.2.26~28


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2.28
 
汚染水漏れも「事象」 規制委事務局「事故」と呼ばず(東京新聞)
 東京電力福島第一原発の地上タンクから処理水百トンがあふれた問題で、原子力規制委員会の委員はこの件を明確に「事故」と呼んでいるのに、事務局は単なる出来事を指す「事象」と呼んでいる。事務局への取材によると、同委には事故と事象を使い分ける基準はないという。
 三年前の事故発生当初、国も東電も会見などで「事象」を連発。福島第一で水素爆発が起きても、「何らかの爆発的事象が起きた」といった具合だった。国民に「事態を小さく見せようとしているのではないか」との疑念を抱かせた。
 
原発トラブル隠し86 衆院予算委 笠井氏が「エネ計画」案撤回要求(しんぶん赤旗)
 日本共産党の笠井亮議員は27日の衆院予算委員会で、原子力規制庁が福島第1原発の事故後、199件のトラブル・事故を把握しながら、過少に報告する“トラブル隠し”をしていたと告発。政府が取りまとめた「エネルギー基本計画」案を「原発推進計画だ」と批判し、撤回を求めました。
 笠井氏は、福島第1原発のトラブルが113件(表)にのぼることを指摘。原子力規制庁は、これ以外に86件のトラブルを把握しながら、「軽微」だとして除外していたことを示しました。
 
2.27
 
「ユメカサゴ」基準超の放射性物質 試験操業で初(NHK)
 (28日「福島沖のユメカサゴ(食用魚)キロ当たり110ベクレル」本文記事参照)
 
浜岡原発 審査入り 4号機(東京新聞)
 原子力規制委員会は二十七日、中部電力が再稼働を目指して申請した浜岡原発4号機(静岡県)について審査会合を開き、本格的な審査に入った。想定される南海トラフ巨大地震や津波への対策について質問が集中し、今後、厳格に審査する方針を示した。
 島崎邦彦委員長代理は「巨大地震の発生確率がほかの原発に比べてはるかに高い。震源域で何が起こるか知見も限られている」と指摘。審査では地震の想定が妥当かどうかなどを慎重に確認する方針を伝えた。
 浜岡原発は東京電力福島第一原発と同じ沸騰水型。事故時に放射性物質を大幅に減らした上で格納容器の蒸気を放出する「フィルター付きベント」について規制委側は「ヨウ素対策もしており先進的だが、それだけに審査も難しい」と指摘し、詳細なデータで性能を説明するよう求めた。
 
「東電、稚拙すぎる」 事故マニュアル 規制委調査へ東京新聞)
  東京電力福島第一原発でタンクから約百トンの処理水があふれた事故で、原子力規制委員会は二十六日、事故は容易に防げたのに、安易な対応で事故が発生・拡大した背景には東電の企業体質があるとみて、事故時の対応マニュアルがどうなっているかなど安全管理体制を詳しく調べる方針を決めた。 (清水祐樹)
 あふれた水は原子炉を冷やした後の水で、放射性セシウムの大半は除去されているものの、超高濃度の放射性ストロンチウムなどが残っている。同様の水が敷地内に三十四万トン超と、二十五メートルプールに換算するとざっと千杯分もある。
 
2.26
 
福島第一原発 廃炉への道のり遠く NHK)
 (27日「福島原発 炉心溶融の経過と現況は今も不明」本文記事参照)
 
原発事故 核心部分でさえ未解明多く NHK)
 (27日「福島原発 炉心溶融の経過と現況は今も不明」本文記事参照)