宮城県丸森町が独自に行っている、福島原発事故当時18歳以下だった町民らを対象とした甲状腺検査で、第3回目までで受診者1270人中 甲状腺がんと診断された人は4人、要精密検査は6人、経過観察は106人でした。
甲状腺がんの発症率は0・315%(1270人中4人)で、福島県が0・043%(約38万人中164人)であるのに比べ約7倍も高くなっています。
他の地域でも是非検査を実施すべきです。
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甲状腺検査で1人がん診断 丸森町が3回目の結果公表
河北新報 2019年5月23日
宮城県丸森町は22日までに、東京電力福島第1原発事故当時18歳以下だった町民らを対象とした3回目の甲状腺検査の結果を公表した。1人が甲状腺がんと診断された。町の検査では4人目。
2018年6月から今年3月まで、対象者の55%に当たる1270人が受診した。要精密検査が6人、経過観察は106人だった。がんの発症が放射線の影響かどうかは判断していない。
検査は町民の不安解消を目的に、町が独自に実施。12年3月に1回目を開始した。事故当時18歳以下の町民のほか、事故直後の転入者や出生者も対象に含め、3年ごとに行っていた。4回目以降は今後検討するという。