2019年5月11日土曜日

玄海原発3号機が13日から定期検査へ 3ヶ月間

 玄海原発3号機13日から定期検査(定検)に入ります。
 定検は、運転中の原発が13カ月ごとに行うことが法令で定められており、最低3ヶ月掛かります。この間数千人の作業員がこれに従事し、105項目の機器を検査し、必要な機器や部品を交換します。核燃料も3分の1を取り替えます。
 13か月ごとに3ヶ月(以上)停止したうえで、莫大な費用を掛けて定検・更新が行われる訳で、原発では如何に莫大な維持経費が掛かるかが分かります。
 
 勿論こうした大出費は風力発電。太陽光発電ではあり得ないことで、維持管理費、さらには(廃炉)撤去費などで大変な差が生じます。原発がコスト的に全く太刀打ちできない所以です。
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玄海原発3号機、13日から定期検査 九電、8月の復帰見込む
佐賀新聞 2019年5月10日
 九州電力は9日、2018年3月に再稼働した玄海原発3号機(東松浦郡玄海町)の定期検査(定検)を13日から実施すると発表した。再稼働後の定検は初めて。約3カ月にわたって実施し、8月20日に営業運転復帰を見込む。
 
 定検は、運転中の原発が13カ月ごと、廃炉作業中も9カ月ごとの実施が法で義務付けられている。今回は、原子炉本体や核燃料の貯蔵施設に加え、原子力規制委員会が定める新規制基準に基づいて新設した大容量空冷式発電機など105項目を検査する。定検中に燃料集合体193体のうち約3分の1を取り換える。
 
 あわせて昨年3月、さびによる腐食で配管に穴が空き、蒸気漏れが起きた2次系統の脱気器空気抜き管については、16本全てを炭素鋼からさびに強いステンレス鋼に交換する。空気抜き管以外の脱気器周辺の配管も保温材や外装板を取り換え、外観を点検する。
 
 18年6月に再稼働した玄海4号機の定検は、8月16日開始の予定となっている。