核物質を使用したテロ行為に備え、日本原研開発機構が人工知能(AI)を取り入れた「核鑑識」の技術開発に乗り出しました。
これはテロで使用された核物質の素性(組成や製造元など)を素早く特定する技術のことで、原発を対象にしたテロに限定されたものではありません。
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核テロ抑止へAIで鑑識 原子力機構が開発に着手
共同通信 2019/5/7 21:35
核物質を使用したテロ行為に備え、日本原子力研究開発機構が、人工知能(AI)を取り入れた「核鑑識」の技術開発に乗り出したことが7日、分かった。テロで悪用された核物質の組成や製造元などを素早く、正確に特定する技術を確立し、核テロの「抑止力」としたい考えだ。
国際原子力機関(IAEA)は、核物質をまき散らす「汚い爆弾」の使用などを核テロとして想定し、国際的な安全保障上、最大の脅威の一つに位置付ける。
核テロが起きた場合、警察が現場に残された核物質を採取。依頼を受けた機構が成分などを分析し、核物質が盗み出された施設の特定や、犯人の刑事訴追につなげる。