韓国で、原子炉の熱出力が制限値を超えて急上昇した原発を即時に停止させず、異常を感知してから約11時間半後にようやく停止させました。原子炉が暴走して重大事故につながる恐れがありました。
韓国原子力安全委員会は事故機の使用停止を命令し、特別司法警察官を投入し原因や管理態勢を調査しています。
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韓国原発で重大事故の恐れ 運営会社の安全軽視に批判
共同通信 2019/5/21 18:46
【ソウル共同】韓国原子力安全委員会は21日までに、南西部の全羅南道・霊光にあるハンビッ原子力発電所1号機で原子炉の熱出力が制限値を超えて急上昇したのに、即時停止を定めた運営指針に反し、運営会社の韓国水力原子力(韓水原)が停止させたのは異常感知から約11時間半後だったと発表した。放射性物質漏えいはなかったが、同委員会は重大事故につながる恐れがあったとみている。
同委員会は安全措置不足と原子力安全法違反を確認したとして1号機の使用停止を命令。委員会職員に捜査権を持たせた特別司法警察官を投入し原因や管理態勢を調査している。