2021年8月18日水曜日

高レベル放射性廃棄物液体のガラス固化再開 東海村の施設で

 茨城県東海村にある日本原子力研究開発機構の使用済み核燃料の再処理施設で、高レベル放射性廃棄物の液体をガラスで固める作業が17日、再開されました

 ステンレス製の容器に高レベル放射性廃棄物の液体を溶融ガラスとともに封入して、ガラス固化体にする作業です。
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高レベル放射性廃棄物液体のガラス固化再開 茨城 東海村の施設
                      NHK NEWS WEB 2021年8月17日
茨城県東海村にある日本原子力研究開発機構の使用済み核燃料の再処理施設で、おととしから装置の不具合により停止していた高レベル放射性廃棄物の液体をガラスで固める作業が、17日、再開されました
東海村にある原子力機構の使用済み核燃料の再処理施設では、高レベル放射性廃棄物の液体を安定した状態で保管するためガラスで固めてガラス固化体を作る作業が行われていますが、おととし7月に漏電が発生して装置に不具合が生じ、運転を停止していました。
おととしは4か月間で50本作る計画のうち7本しか作れず、2年余り運転が停止していましたが、原子力機構はその後装置の交換を行い、17日、作業を再開したと発表しました。
原子力機構によりますと、おととし作業が止まった高レベル放射性廃棄物の液体と溶かしたガラスを混ぜた液体を容器に流し込む作業が行われたということです。
ガラス固化体はおととしまでにすでに316本が作られていて、計画では今後、2028年度までに、現在施設に残っている高レベル放射性廃棄物350立方メートル余りを564本のガラス固化体にする予定です。
ことし12月中旬まで予定されている今回の作業ではこのうち60本を作ることになっています。
原子力機構は「安全に努めながら作業効率をあげるなどして当初の計画どおり作業を進めていきたい」と話しています。