福島民友新聞社は31日、絵本「ぼくのうまれたところ、ふくしま」を発売しました。
東日本大震災から丸10年が過ぎ、震災、原発事故を風化させたくないとしてスタートした「震災伝承プロジェクト」の一環です。
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震災・原発事故の教訓、絵本で知って 福島民友新聞社が発行
福島民友 2021年8月1日
福島民友新聞社は31日、東日本大震災・原子力災害伝承館(双葉町)の語り部の話を基にした絵本「ぼくのうまれたところ、ふくしま」を発売した。価格は1650円。西沢書店をはじめ県内各書店や同伝承館、福島民友新聞社本社、福島民友新聞販売店で販売している。
絵本の出版は、東日本大震災から丸10年が過ぎ、震災、原発事故を風化させたくないという願いを込めてスタートした「震災伝承プロジェクト」の一環。
作品を手掛けたのは、柔らかなタッチが特徴的な絵本作家、松本春野さん。子どもの水彩画で知られる、いわさきちひろさんの孫でもある松本さんは、震災後に「ふくしまからきた子」など、本県に関連する絵本を出版してきた。
同伝承館の販売コーナーには絵本が置かれ、絵本の基になった話の語り部の同伝承館職員泉田淳さんは「絵も文も心が温まる本です。ぜひ多くの皆さんに手に取って読んでもらいたい」と話した。問い合わせは福島民友新聞社営業局企画推進部(電話024・523・1459、平日午前10時~午後5時)へ。