関西電力は4日、運転中の大飯原発3号機(PWR)で、タービンを回した後の蒸気を冷やす復水器に冷却用の海水を送る配管から海水が漏れ出たと発表しました。運転出力が100%から65%に低下しましたが。放射性物質の漏えいはなく運転を続けています。
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大飯原発3号機で配管から海水漏れ、出力65%に下がる 関西電力
東京新聞 2021年8月4日
関西電力は4日、運転中の大飯原発3号機(福井県)で、タービンを回した後の蒸気を冷やす配管から海水が漏れ出たと発表した。海水をくみ上げるポンプ2台のうち1台が停止し、運転出力が100%から65%に低下した。放射性物質の漏えいなく、運転を続けている。
関電の発表によると、4日午前5時6分、タービン建屋の排水貯水槽の水の量が通常時よりも増え、警報が鳴った。その後、蒸気を冷却して水に戻す復水器に海水を送る配管から、海水が漏れているのを確認した。
大飯3号機は7月3日に運転を再開し、7月30日から営業運転に入っていたばかり。昨年7月の定期検査入り後、配管の傷が見つかったため長期停止していた。(原発取材班)