会津学鳳高美術部は4日、富岡町の「とみおかアーカイブ・ミュージアム」に、町のシンボル・夜の森地区の桜並木などを描いた黒板アート作品を寄贈しました。
映画「Fukushima50」を題材としたもので、制作した高校生は、「震災を経験していない世代にも富岡町について知ってほしいと願って制作した」と作品に込めた思いを語りました。
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⇒「Fukushima50」題材に黒板アート 富岡町へ会津学鳳高生寄贈:福島民友
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「Fukushima50」題材に黒板アート 富岡町へ会津学鳳高生寄贈
福島民友 2021年08月05日
会津学鳳高美術部は4日、富岡町のアーカイブ施設(震災記録施設)「とみおかアーカイブ・ミュージアム」に町のシンボル・夜の森地区の桜並木などを描いた黒板アート作品を寄贈した。町は同日から館内に作品を展示している。
作品は、東京電力福島第1原発事故直後に現場で懸命に対応した作業員や技術者らを描いた映画「Fukushima50(フクシマフィフティ)」を題材としている。大きさは縦0.9メートル、横1.8メートルで、部員が昨年3月の映画公開に合わせ約6時間かけて制作した。部員で3年の塚原優深さん(17)と福島百華さん(17)の2人は、4日に作品を運び込んだ後も約3時間かけて桜並木の絵を手直しし、より迫力のある姿に仕上げた。
贈呈式が館内で行われ、塚原さんは「震災を経験していない世代にも富岡町について知ってほしいと願って制作した」と作品に込めた思いを語った。福島さんは「県外の人にも震災について興味を持ってほしい」と願った。岩崎秀一教育長は「作品とともに福島を救ってくれた人がいたことを伝えていきたい」と話した。