2021年8月7日土曜日

トリチウム汚染水放出 周辺海域で年4回程度濃度測定

 環境省は海洋放出に伴って、周辺の海域で1年間に4回程度、トリチウムなどの放射性物質の詳細な分析を行う案を示しました

 海洋にせよ河川にせよ、放出先での濃度をチェックをするという考え方は従来なかったものなので、仮にそれが規制値を満足したところで、だから問題はないということにはなりません。
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福島第一原発 処理水放出 周辺海域で年4回程度 放射性物質分析
                      NHK NEWS WEB 2021年8月6日
6日の会議では、安全性の確認や風評被害対策のために課題となっている、放射性物質の濃度を測定する「モニタリング」について、環境省の担当者が案を示しました。
この中ではモニタリングの頻度について、海洋放出を始めた直後には放出口の近くの海域で高い頻度で行い、その後は周辺の海域で1年間に4回程度、詳細な分析を行うことを基本とするとしています。
この案はおおむね了承されましたが、出席した専門家からは、簡易的な分析で速報値を公表すべきだという意見も出されていました。
環境省は今後、公表の方法や関係機関との連絡体制などについて議論を進めることにしています。