１号機、営業運転開始 福島ガス発電新地のＬＮＧ火発
福島民報 2020/05/08
福島ガス発電（本社・東京都）が新地町の相馬港４号ふ頭に整備中の液化天然ガス（ＬＮＧ）火力発電所の発電設備二基のうち、１号機が営業運転を開始した。七日に同社が発表した。
１号機は昨年十二月十六日に試運転による発電を開始。稼働範囲や出力を拡大して準備を進め、使用前自主検査に全て合格した四月三十日夕、同社の阿部芳重発電所建設所長が営業運転開始を宣言して翌一日から本格的な発送電に入った。
一方、２号機は八月の営業運転開始を予定しており、現在、試運転が進められている。
同発電所は石油資源開発など五社が出資し二〇一七（平成二十九）年十月に本体工事を開始。天然ガス発電と、その排熱を活用する蒸気発電を合わせた「ガスタービン・コンバインドサイクル（ＧＴＣＣ）」方式を採用している。出力は１、２号機それぞれ五十九万キロワット。
