東電は30日、福島第1原発2号機の使用済み燃料プールについて、水中ドローンによる内部調査を6月中旬に行うと明らかにしました。
プール内の構造物が変形していないかなどを確認し、取り出し機器の設計に生かすためです。
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燃料プール内にドローン 6月中旬に福島第1原発2号機の内部調査
河北新報 2020年05月01日
東京電力は30日、福島第1原発2号機の使用済み燃料プールに保管中の核燃料の取り出しに向け、水中ドローンによる内部調査を6月中旬に行うと明らかにした。原発事故で燃料やプール内の構造物が変形していないかなどを確認し、取り出し機器の設計に生かす。
2号機の燃料プール内の調査は初めて。燃料プールにつながる原子炉建屋最上階は放射線量が高いため、遠隔操作の重機で水中ドローンを運び入れる。ドローンの操縦訓練は5月に福島ロボットテストフィールド(南相馬市)で実施する。
2号機燃料プールには使用済みと未使用の燃料が計615体あり、東電は2024~26年度に取り出しを始める方針。2号機を含む1~6号機のプール燃料の搬出は31年中に完了予定。