高レベル廃棄物貯蔵センター審査が終盤に
東奥新聞 2020年5月11日
【写真説明】日本原燃の高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センター。丸いふたの下に貯蔵ピットがあり、ガラス固化体が複数個、縦置きで保管されている=2018年、六ケ所村
海外から返還されたガラス固化体(高レベル放射性廃棄物)を一時保管している日本原燃の貯蔵管理センター(青森県六ケ所村)は、原子力規制委員会による安全審査が最終盤となっている。原燃は審査「合格」後、今年11月の操業再開を目指す。最初の固化体が搬入されたのは今から25年前の1995年4月。県、同村との約束である「30~50年」の保管期間は折り返しを迎えたが、固化体を埋め捨てる最終処分場の選定は一向に進んでいない。