2020年5月8日金曜日

「飯舘義務教育学校」は11日に再開

 福島県飯舘村は11日に義務教育学校「いいたて希望の里学園」を再開させる方針を固めました。いいたて希望の里学園は再開後も下校時間を早め、協議を重ねながら通常の下校時間に戻していく方針です。
 只見町は19日、いわき市と浪江町は20日、双葉町は29日までを休校期間とするなど、さまざまです、全面再開は6月以降になる見通しです
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「飯舘義務教育学校」11日再開 14市町村、31日まで小中休校
福島民友 2020年05月08日
 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い小中学校を臨時休校している県内市町村教委のうち、飯舘村は休校期間を8日までとし土、日曜日を挟んだ11日に義務教育学校「いいたて希望の里学園」を再開させる方針を固めた只見町は19日、いわき市と浪江町は20日、双葉町は29日までを休校期間として段階的に再開させる考えだ。福島民友新聞社のまとめで分かった。

 新型コロナ特措法に基づく緊急事態宣言の延長に伴い、内堀雅雄知事は「早期解除が望ましい」とした上で、当初6日までとしていた休校期間の延長を要請しており、14市町村は31日まで、39市町村は当面、休校とする。
 いいたて希望の里学園は再開後も下校時間を早め、協議を重ねながら通常の下校時間に戻していく浪江町は東京電力福島第1原発事故による避難の影響で児童生徒数が少なく密閉、密集、密接の「3密」状態が発生しにくいとして21日の再開を目指す。いわき市は21日以降、段階的に再開する方針で、全面再開は6月以降となる見通しだ。
 県教委は休校中でも可能な教育活動の段階的実施を求めており、休校期間を31日まで、または当面とした各市町村も休校期間中、分散登校やオンライン授業、家庭訪問などさまざまな形で児童生徒の学びを支援する。会津坂下町は11日から、学級内でグループ分けをするなどして分散登校を予定。郡山市も、曜日ごとに学年を分けたり、クラスを半分に分けるなどして分散登校を実施する
 ただ矢吹町が「検討中」とするなど、県から明確な期限が示されなかったことで各市町村の対応が分かれた形だ。福島市の木幡浩市長は「段階的に取り組みを進めていくとあっても、どこを目標にするかということを考えないとやりづらい」と述べた。

 高校や特別支援学校など県立学校について、県教委は当分の間の休校継続を決定しており、各校には休校期間中の教育活動の段階的実施を要請。再開時期は内堀知事による要請解除後、1週間をめどに決定する方針で、再開時の教育活動の在り方に関する指針の検討を進めている。