東北電力が金山町に建設を進めてきた「東北電力奥会津水力館」が完成し、26日に竣工式が行われました。水力発電では初のPR館となります。
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東北電力奥会津水力館完成 7月9日にオープン 金山で竣工式
福島民報 2020/05/27
東北電力が金山町に建設を進めてきた「東北電力奥会津水力館」が完成し、二十六日に現地で竣工(しゅんこう)式が行われた。同社が運営する八館目のPR施設で、水力発電では初。新たな観光スポット完成により、地域活性化につながると期待される。七月九日に開館する見通し。
施設は鉄筋コンクリート造り(一部木造)平屋で、延べ床面積は約千二百平方メートル。道の駅奥会津かねやまに隣接している。水力発電の仕組みや特徴を伝えるシアターホールやギャラリー、只見川の水力発電事業に尽力した同社初代会長の故白洲次郎氏の功績を紹介する展示ルームなどを設けた。奥会津の山の連なりをイメージした外観とした。愛称候補は「みお里(り)」で、地元の中高生から募集して決めた。
同社は二〇一〇(平成二十二)年に水力館の基本構想を発表した。二〇一一年度の創立六十周年記念事業として計画していたが、東日本大震災や新潟・福島豪雨の影響で中断。昨年四月、建設に着工した。
竣工式には約四十人が出席した。施主の東日本興業の長谷川登社長、建物使用者の東北電力の二階堂宏樹執行役員福島支店長、押部源二郎町長らが神事に臨んだ。工事関係者らに感謝状が贈られた。