2023年11月11日土曜日

原発の安全性めぐり「地域の会」に東電の小早川社長や花角知事が出席

 10日、柏崎刈羽原発の安全性を議論する地域の会」に東電の小早川智明社長や花角知事が出席しました。
 地域の会」は2002年に発足したということで、それは東電が原発の定期検査でに見つかった原発の様々な不具合を10数年に渡って隠蔽し続けてきたことが、関係者の内部告発で明らかになり大問題になった年でした。
 同会は東電を監視するという意識を明確に持ってスタートした組織と思われます。
 「地域の会」の委員からは「柏崎刈羽原発から30キロ圏内の住民投票を実施することが必要だと考えている」という発言もありました。知事は真剣に考えるべきです。
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原発の安全性めぐり「地域の会」東京電力の小早川社長や花角知事が出席
                        TeNYテレビ新潟 2023/11/10
柏崎刈羽原発の安全性を議論する地域住民の会合に東京電力の小早川智明社長や花角知事が出席し、意見交換を行いました
開会前、挨拶を繰り返すのは東京電力の小早川智明社長です。
原発の安全性について、住民が話し合う「地域の会」に出席しました。
11日は、年に一度開かれる情報共有会議で、花角知事や柏崎市の桜井市長なども顔をそろえました。
東京電力 小早川社長
「本会発足の契機が2002年の原子力不祥事であることは当社としても忘れてはならないことです。引き続き委員の皆様からの声を発電所運営にいかしてまいりたいと考えております」
柏崎刈羽原発6・7号機の再稼働を目指す東京電力。
2012年に全号機が停止してから10年以上が経ちました。
地域の会 委員
「10年以上稼働していない状況の中で実際に原発を運転したことがない運転員もいるのではないか。そのような原発運転員に対する 教育訓練および人材の確保について伺います」
小早川社長
「運転員の経験不足を補うためにシミュレーターを用いた原子炉起動停止の操作訓練、事故発生時の対応訓練を重ねております」
県はことし9月、福島第一原発事故の原因など「3つの検証」の取りまとめを終えました。
これを受けて花角知事は今後、本格的に「柏崎刈羽原発に関する議論を進める」としています。
地域の会 委員
柏崎刈羽原発から30キロ圏内、 UPZ内の住民投票を実施することが必要だと考えていますが住民投票をするお考えがあるかお聞かせください」
花角知事
「原子力災害発生時の避難の課題への取り組み、これらなどを材料に議論を進めて県民等の意見を聞きそのうえで判断・結論を出す」
県は「3つの検証」について11月と12月、県民に向けて説明会を行う予定です。