九州電力の池辺和弘社長は7日、鹿児島県庁で塩田康一知事と会談し、7月に塩田知事から要請を受けていた原発の安全対策について、設備の経年劣化を確認する体制の強化などを盛り込んだ回答書を手渡しました。
問題は体制の強化もさることながら実効性のある経年劣化の把握手段があるかなのですが、それはこれから県の専門委員会がチェックするのだと思われます。
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川内原子力発電所の安全対策強化、九州電力社長「社員一丸で取り組む」
読売新聞 2023/11/8
九州電力の池辺和弘社長は7日、鹿児島県庁で塩田康一知事と会談し、原子力規制委員会から20年間の運転延長が認可された川内原子力発電所1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)について、安全対策の強化に努める考えを示した。
池辺氏は会談で、「緊張感を持ち、安全、安定運転に社員一丸で取り組む」と強調。7月に塩田知事から要請を受けていた原発の安全対策について、設備の経年劣化を確認する体制の強化などを盛り込んだ回答書を手渡した。塩田知事は「安全優先を大前提に対応してほしい」と述べた。
県は月内にも専門委員会で九電の回答を審議する予定で、塩田知事は結果や県議会での議論を踏まえ、運転延長に対する考えを表明するとしている。
池辺氏は続いて、薩摩川内市の田中良二市長とも会談した。
2024年7月に運転開始から40年を迎える川内1号機と25年11月に40年となる2号機の運転延長を巡っては、規制委が1日、九電の申請を認可した。