2023年11月6日月曜日

海洋放出水 日中の議論は平行線、韓国も憂慮 日中韓3カ国の環境相会合閉幕

 日中韓3カ国の環境相会合は4日、名古屋市での全体会合で、気候変動対策や生物多様性の保全に向けた連携を確認する共同声明を採択し、閉幕しました。福島原発の海洋放出を巡り、伊藤環境相は安全性を強調して理解を求めまし

 中国黄潤秋・生態環境相は改めて処理水を「核汚染水」と表現し「隣国などの利害関係者と協議し、責任のある形で処理するべきだ」と述べました。
 韓国環境部の韓和真長官も、海洋放出水に対する韓国国民の懸念を伝えながら「国際的基準に合致するように放流を履行しなければならない」と話しまし
 本来は近隣諸国の同意を求めてから海洋放出をすべきだったのを省略したのですから、批判を受けるのは当然のことです。
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中国は改めて「核汚染水」と表現 日中の議論は平行線、韓国も憂慮
                            共同通信 2023/11/4
 日中韓3カ国の環境相会合は4日、名古屋市での全体会合で、気候変動対策や生物多様性の保全に向けた連携を確認する共同声明を採択し、閉幕した。東電福島原発の処理水放出を巡り、伊藤信太郎環境相は安全性を強調して理解を求めたが、中国は改めて処理水を「核汚染水」と表現して反発し、日中の議論は平行線をたどった。韓国側も憂慮を示した。
 中国の黄潤秋・生態環境相は全体会合後の記者会見で「海洋は人類共通の財産だ」と強調。「隣国などの利害関係者と協議し、責任のある形で処理するべきだ」と述べた。
 韓国の韓和真環境相も日韓の2カ国会談で「韓国国民は海洋放出を憂慮している」と述べたことを明らかにした。


韓国環境部長官「日本、国際的基準に合致するよう汚染水放流履行しなければ」
                        中央日報日本語版 2023/11/5
韓国環境部の韓和真(ハン・ファジン)長官が日本に福島第1原子力発電所の汚染水海洋放流に対する韓国国民の懸念を伝えながら「国際的基準に合致するように放流を履行しなければならない」と話した。
環境部によると、韓長官は4日に名古屋で開かれた第24回韓日中3カ国環境相会合(TEMM24)で「日本は科学的・国際的基準に合致するように国際社会に発表した計画通りに放流を履行しなければならない」と強調した。
続けて「人と環境に悪影響がないように汚染水が処理されなければならない。関連情報を透明に共有・公開しなければならない」と促した。
共同通信によると、日本の伊藤信太郎環境相は、原発周辺海域のモニタリング結果などを踏まえて「人や環境への影響がないことを確認している」と話した。
伊藤環境相は「放出時に放射性物質トリチウムが国の基準値を十分下回るよう海水で希釈しており、国際原子力機関(IAEA)の調査には中国の専門家も参加している」と説明した。
だが中国の黄潤秋生態環境相は日本政府が「処理水」と呼ぶ水を「核汚染水」と表現した上で、「隣国などの利害関係者と協議し、責任のある形で処理するべきだ」と主張した。
黄氏はこの日、汚染水放流と関連して「他の利害関係者、特に隣接国との協議」を要求した。ただ韓長官は隣国の監視機関参加を正式に言及していないという。


韓国環境部長官「日本、国際的基準に合致するよう汚染水放流履行しなければ」
                        中央日報日本語版 2023/11/5
韓国環境部の韓和真(ハン・ファジン)長官が日本に福島第1原子力発電所の汚染水海洋放流に対する韓国国民の懸念を伝えながら「国際的基準に合致するように放流を履行しなければならない」と話した。
環境部によると、韓長官は4日に名古屋で開かれた第24回韓日中3カ国環境相会合(TEMM24)で「日本は科学的・国際的基準に合致するように国際社会に発表した計画通りに放流を履行しなければならない」と強調した。
続けて「人と環境に悪影響がないように汚染水が処理されなければならない。関連情報を透明に共有・公開しなければならない」と促した。
共同通信によると、日本の伊藤信太郎環境相は、原発周辺海域のモニタリング結果などを踏まえて「人や環境への影響がないことを確認している」と話した。
伊藤環境相は「放出時に放射性物質トリチウムが国の基準値を十分下回るよう海水で希釈しており、国際原子力機関(IAEA)の調査には中国の専門家も参加している」と説明した。
だが中国の黄潤秋生態環境相は日本政府が「処理水」と呼ぶ水を「核汚染水」と表現した上で、「隣国などの利害関係者と協議し、責任のある形で処理するべきだ」と主張した。
黄氏はこの日、汚染水放流と関連して「他の利害関係者、特に隣接国との協議」を要求した。ただ韓長官は隣国の監視機関参加を正式に言及していないという。