関西電力は9日、高浜原発3号機の定期検査で見つかった蒸気発生器の伝熱管外面の損傷は、運転時に生成された鉄酸化物がぶつかったことが原因とみられると発表しました。
定検では、2台の蒸気発生器の各1本に損傷が見られました。もっと多数の損傷が見られるのが通例でこれは文字通り最小本数です。
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鉄酸化物で損傷と規制委に報告 関電高浜原発3号機の伝熱管
共同通信 2023/11/9
関西電力は9日、高浜原発3号機(福井県高浜町)の定期検査で見つかった蒸気発生器の伝熱管外面の損傷は、運転時に生成された鉄酸化物がぶつかったことが原因とみられるとの調査結果を原子力規制委員会に報告した。高浜3、4号機では、これまでの定検でも同様の原因と推定される損傷が確認されている。
蒸気発生器の伝熱管は、原子炉で発生した熱を伝えてタービンを回す蒸気を作る機器。3号機には蒸気発生器が3台あり、計1万本余りの伝熱管がある。
定検では、2台の蒸気発生器の各1本に損傷を示す信号が出た。1本は外側からの減肉で、傷の大きさは長さ約7ミリ、幅約1ミリ以下。