川内原発の20年運転延長について、反原発市民団体の鳥原良子会長らは24日、田中良二・薩摩川内市長に、運転延長に同意せず反対するよう求める要請書を手渡しました。田中市長は、28日に始まる12月議会の会期中に賛否を出す市議会の動向を見てから判断したいと述べました。
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「運転延長は大変な分岐点」反原発団体が反対表明求め薩摩川内市長に要請書
MBC南日本放送 2023/11/24
川内原発の20年運転延長について、反対を表明するよう薩摩川内市長に求める要請書を反原発の市民団体が24日、提出しました。
原子力規制委員会が今月1日に認可した川内原発1・2号機の運転延長を巡っては、薩摩川内市議会に現在、賛成・反対あわせて6件の陳情が出されており、おととい22日原子力規制庁と九電を参考人招致するなど特別委員会で審議が進められています。
24日、市役所には議会に反対陳情も出した反原発市民団体の鳥原良子会長らが訪れ、田中良二市長に運転延長に同意せず、反対するよう求める要請書を手渡しました。
(川内原発建設反対連絡協議会 鳥原良子会長)
「20年延長は大変な分岐点。もっと市民の代表として、意見交換して結論を出してほしい」
(薩摩川内市 田中良二市長)
「市民の皆さまから対面で生の声を聞くのは意義深い」
「薩摩川内市議会の判断の後に、市としての判断になる流れ」
田中市長はこう述べ、28日に始まる12月議会の会期中に賛否を出す見込みの市議会の判断を待って、判断を表明する考えを繰り返しました。