2023年11月25日土曜日

25- 「中国の問題、早期解決してほしい」 アルプス処理水放出3か月

 福島第一原発のアルプス処理水の放出が始まってから24日で3か月になります
 四倉港を拠点に漁業を営む三浦孝一さん(71)は、「これまで消費者応援してくれるて魚介類の売れ行きは順調だがこの応援が一過性ではなく今後も続いてくれれば福島県内の漁業関係者は願ってると述べました。
 また中国の輸入禁止については、「福島県を中心に、隣県、茨城県・宮城県、ひいては北海道も、みんな中国の問題早期解決をしてもらいたいと思っていると語りました
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「中国の問題、早期解決してほしい」処理水放出3か月 福島応援は持続的に・・・漁業者の願い 福島
                       TUFテレビユー福島 2023/11/24
福島第一原発の処理水の放出が始まってから、11月24日で3か月。これまでに周辺の海域で異常は確認されていませんが、福島県内の漁業関係者は、消費者の応援の機運が一過性ではなく、今後も続いてくれればと話しています。
福島第一原発の処理水放出は8月24日から始まり、11月20日までに3回に分けて放出が行われました。
放出された量は、あわせてタンク23基分にあたる2万3000トンあまりで、東京電力によりますと、これまでに目立ったトラブルは起きておらず、周辺海域でのモニタリングでも海水や魚介類に異常は確認されていません。東京電力は今年度、およそ3万1200トンを放出する計画で、4回目の放出に向けて準備を進めることにしています。
こうしたなか、福島県いわき市の四倉漁港では24日朝、旬のヒラメなど常磐ものが水揚げされていました。四倉港を拠点に漁業を営む、三浦孝一さん(71)。このあと、久之浜漁港に移動して、せりに魚を出しました。

この3か月間で、魚の価格に大きな変化はありませんが、福島応援の雰囲気が落ち着く、今後のことを気にかけていました。
三浦孝一さん「消費者が一丸となって(魚を)買ってくれたから、その辺はありがたい。それも一過性にすぎないで、持続的に放水をしている間、魚を買ってもらえればありがたいと思う」
そして、海洋放出については・・・。
三浦さん「今までに海水へ放水したことで異常はなかったし、漁業者も粛々と受け止めざるを得ないけど、国や東電をあげての事業だから、ミスのないようにしていただきたい」
三浦さんはさらに、処理水をめぐって海外から影響を受けている漁業者の苦境に心を痛めていました。
三浦さん「福島県を中心に、隣県、茨城県・宮城県、ひいては北海道。みんな中国の問題があるから、それも早期解決をしてもらいたい。同じ漁業者としての気持ち」
応援の流れが続くよう、消費者に関心を持ってもらうとともに、国と東京電力には緊張感を持った対応が、最後の放出が終わるまで求められています。